晦日の夕方まで働き、新年の滅多に無い連休を過ごし、環境が変わった仕事をまたしだした。


変わらない日常が広がっている中に妻も子供たちもいない。

やらなければいけないことはやるし、全てに前向きになれないということはないがどこかにぽっかりと穴が空いていて絞り出したやる気やポジティブな考えも結局その穴から流れ出ていく。


今さらになって日を追う事に家族の大切さが身に染みてきて、それにしたがい穴はどんどん大きく深くなっていく。


この穴が塞がることはあるのだろうか。

いつかこの穴が塞がるのなら楽にはなるのかもしれないが今のぼくには到底その楽さが求めているものだとも人生を賭ける価値のあるものだとも思うことはできない。